プログラミング用エディタとして有名な「Visual Studio Code」用の「プロデル」用拡張機能の最新版を公開しました。
プロデル – Visual Studio Marketplace
プロデル用拡張機能は、すでに試作バージョン(0.0.6まで)を公開していましたが、今回大きく書き直した0.1.0を公開しました。
シンタックスハイライトに完全対応
0.1.0では、言語サーバのSemanticTokens機能に対応して、プロデルデザイナ同等のシンタックスハイライトが可能になりました。過去のプロデルデザイナにあった「コード解析・シンタックスハイライトの時にプログラムが消えてしまう」といったトラブルの不安もなく、信頼性の高いVisual Studio Codeを使って快適にプロデルで日本語プログラミングできるようになりました。
できること (0.1.0時点)
プログラムの構文解析を反映したシンタックスハイライトが可能となった点が大きな改良点です。他にも、プロデルデザイナで利用できるものとほぼ同様の、次の機能が利用できます。
- アウトラインの表示
- 定義への移動
- 参照の検索
- シンボルの名前変更
- ドキュメントのフォーマット
- シンタックスハイライト
できないこと
- 入力補完 (一部試作)
- ワークスペース単位の管理 (対応予定)
- コードレンズ
- デバッガ
- ウィンドウの設計
入力補完機能については、Visual Studio Codeの仕様や、かな漢字入力との兼ね合いを考慮する必要があり、今回は簡易的な実装のみ対応しました。入力補完機能については模索段階です。(IMEオフの時でも、ローマ字で入力補完ができます)
デバッガについては、ターミナルを通じたコンソール環境での実行のみに対応しています。(画面右上の実行ボタンで実行できます) コンソールを利用したプログラミングの入門や、アルゴリズム、バッチ処理などの実行にはこの拡張機能が適していると思います。
GUIアプリの起動には今のところ未対応です。ウィンドウの設計画面についても、Visual Studio Codeではプロデルデザイナと同等のGUI環境が提供できないため、未対応です。
今後も継続的にアップデートしていく予定です。フィードバックをよろしくお願いいたします。