プロデルがはじめての方へ

プロデルとスミレの世界へようこそ!

日本語プログラミング言語を知り、プロデルの世界へたどり着いて頂けたことを、心から感謝します。ここでは、プロデルを見つけてダウンロードして頂いた方にプロデルやスミレの世界をご案内します。

なお「プロデル」と「スミレ」は動く環境の違いのみで、文法ほぼ同じです。

日本語プログラミング言語にも「方言」があります

関西なら関西弁、東京なら江戸言葉というように、同じ日本語でも地方によって少し言葉が違います。それと同じように、プログラミング言語にも方言があり、同じ事をする時でも、呼び方や表記の仕方、考え方が違います。

例えば、有名なプログラミング言語である、C言語とJavaScriptで書かれたプログラムを見比べてみます。一見すると同じような書き方に見えますが、よく比較すると、使われる記号や単語が違うことが分かるかと思います。これがプログラミング言語の方言です。

一方、同じ日本語プログラミング言語を比べると、言葉も語順も日本語なので違いが分かりづらいかと思います。けれども、表記のルールが違ったり、同じ言葉でも意味が違っていたり微妙な違いがたくさんあります。それぞれが別々に開発されて、スタート地点もゴール地点も違っているからです。そのため基本的な操作でも使う言葉が大きく違っていることがあります。

今まで書いていたプログラムをプロデルで動かそうとすると「同じように書いても動かない、その理由が分からない。」ということが沢山出てくるかと思います。

プロデルをはじめる前に、方言(言語仕様)による違いを知って頂き、プロデルの魅力をもっと知って頂けたら嬉しいです。

プロデルのプログラム

「プロデルではじめる日本語プログラミング言語入門」で、使い方を順番に紹介していますので、ぜひ最初から読み進めてください。変数や配列などプログラミング言語で共通の話も多いので、他のプログラミング言語を知っていれば、すぐに読み進められると思います。

有名サイトで紹介されたり書籍が出版されていないプロデルは、このサイト以外で情報を探すことが難しいのですが、その代わりに、このサイトでひとつひとつご紹介しています。読めばきっとプロデルの良さが分かるはずです。

一例ですが同じ所と違う所をとても簡単に紹介します。

メッセージを表示させるには

「こんにちは」と表示する

と書きます。

ユーザからの入力を受け取るには

名前は、「名前は?」と聞いたもの
名前を表示する

と書きます。「は」には区点(、)が必要です。

ウィンドウを表示するには

窓というウィンドウを作る
窓を表示する
待機する

と書きます。

なお、プロデルデザイナには、完成度の高いフォームデザイナが搭載されており、マウス操作で、座標や大きさを気にすること無く、簡単にGUI部品を貼り付けられます。

ファイルを開くには

「C:\」を開く
「notepad.exe」を起動する

と書きます。

同じ所

てにをはを使って、引数に助詞を使います。文字列は「 」で囲みます。

違う所

命令文の書き方が丁寧です。例えば「エクセル起動」ではなく「エクセルを起動」と書く必要があります。比べると、タイプ数が多いと思うかもしれません。これには次に説明する理由があります。

また変数名や手順名に「の」や「に」、「は」などの助詞を使うことができます。プロデルには高度な形態素解析器を搭載しているので、構文解析のことを気にして名前を付ける必要はありません。

プロデルは少し難しいです

プロデルでは、プログラムを作るために知っておくべき、事柄が少し多くあります。

プロデルは、オブジェクト指向と呼ばれるタイプのプログラミング言語です。プロデルで用意されている機能はオブジェクト指向の考え方に従って用意されています。オブジェクト指向に従い機能を体系的に整理することで、規模の大きいプログラムを作る時にも無理がないように設計されています。

一方、10行程度の簡単なプログラムだと、タイプ数が多くなりがちです。今まで1行でできたことが2,3行になってしまうこともあるかもしれません。なので、できるだけ短く書きたい人にはプロデルは不向きかもしれません。

ただその分、作ったプログラムを後から読み返した時に、プログラムのわかりやすさが、とても違うはずです。ここがプロデルの魅力の1つです。

プロデルは「本当の日本語プログラミング言語」を提案しています

プロデルは前シリーズのTTSneoから数えて20年間ずっとこつこつ改良を加えてきました。20年間の中で「日本語でプログラムを書くことの魅力は何か」「本当の意味での日本語プログラミング言語とは何か」をずっと模索してきました。それを実現しているのが今のプロデルやスミレです。このブログのコラムに時々投稿しておりますので、よかったらご覧ください。

それはさておき、ぜひこれからプロデルでプログラムを作りながら
プロデルの魅力をたくさん知って頂けたら嬉しいです。

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