データ表
生成可能
概要
表形式(テーブル)のデータを表す種類です。
この種類は、表部品に表示されているデータやデータベースエンジンから
取得したデータを取得したり加工したりするためのものです。
CSVファイルへの読み書きもできます。
作成する方法
【名前】というデータ表を作る 【名前】というデータ表(【テーブル名】)を作る
手順
【自分】をすべて消す
データ表にある列とデータをすべて消します
【自分】から内容をすべて消す
データ表にあるすべての行を消します
【自分】へ【列名】という列を加える:データ列
データ表に列を加えます
【自分】へ行を加える:データ行
データ表の末尾に空白の行を加えます
【自分】へ【データ:辞書】を加える
データ表の末尾へ新しい行を作り、指定した辞書の見出しと対応してデータを設定します。
データ表に、辞書の内容を新しい行として追加する
データ表を作って家計簿とする 家計簿に{「日付」,「内容」,「値段」}という列を加える 家計簿に{日付=今,内容=「食費」,値段=「1500」}を追加する
【自分】へ【データ:配列】を加える
データ表の末尾へ新しい行を作り、指定した配列の順にデータを設定します。
データ表に、辞書の内容を新しい行として追加する
家計簿に{「1月15日」,「食費」,「1500」}を追加する
【自分】の【行番号】行目へ行を挿入する:データ行
データ表の指定した行数へ新しい行を加えます。
【自分】の【行番号】行目へ【データ:辞書】を挿入する
データ表の指定した行数へ新しい行を作り、指定した辞書の見出しと対応してデータを設定します。
データ表に、辞書の内容を新しい行として追加する
家計簿の1行目に{日付=今,内容=「食費」,値段=「1500」}を追加する
【自分】の【行番号】行目へ【データ:配列】を挿入する
データ表の指定した行数へ新しい行を作り、指定した配列の順にデータを設定します。
データ表に、辞書の内容を新しい行として差し込む追加する
家計簿の1行目に{「1月15日」,「食費」,「1500」}を挿入する
【自分】から【行番号】行目を消す
データ表の指定した行のデータを消します。
データ表から1行目を消す
家計簿から1行目を消す
【自分】の【列番号】列目を取得する
データ表の指定した列のデータを取得します。
【自分】の【行番号】行目を取得する
データ表の指定した行のデータを取得します。
【自分】を【ファイル名】へ〈【文字コード】で〉保存する
ファイルからデータ表へ読み込みます。
ファイル名には、CSV形式(.csv),タブ区切り(.txt, .tsv)またはXML形式(.xml)が指定できます。
データ表の内容をCSVファイルとして保存する
家計簿を「data.csv」へ保存する
【自分】へ【ファイル名】から〈【文字コード】で〉読み込む
ファイルからデータ表へ読み込みます。
ファイル名には、CSV形式(.csv),タブ区切り(.txt, .tsv)またはXML形式(.xml)が指定できます。
CSVファイルの内容をデータ表へ読み込む
データ表を作って家計簿とする 家計簿へ「data.csv」から読み込む
【自分】の【列番号】列目を一覧で取得する:配列
データ表の指定した列にある値をすべて取り出して配列で表します。
データ表の2列目の内容だけを配列として取り出す
家計簿の2列目を一覧で取得して、表示する
【自分】の【列番号】列目へ【一覧:配列】を一覧で設定する
データ表の指定した列へ【一覧】にある値を順番に各行へ設定します。
【一覧】の個数がデータ表よりも行数よりも大きい場合は、データ表にある行数まで設定されます。
データ表の3行目の内容を一括で設定する
家計簿の3列目へ{「出費」,「入金」}を一覧で設定する
【自分】から【選択文字列】を〈【項目並び順】で〉選択する:配列
データ表から指定した選択文字列の条件に合致するデータ行をすべて取り出して配列で表します。項目並び順を指定すると、指定した列で結果を並べ替えます。
選択文字列の構文は、データ表のフィルタ式をご参照下さい。
データ表から条件に合致する行だけを配列として取り出す
データ表から名前に「山」が含まれる行を選択して「メール」を昇順で並べ替えたものを返します。
データから「名前 LIKE '%山%'」を「メール」で選択して結果とする 結果すべての一覧を報告する
【自分】を〈【項目並べ順】で〉並べ替える:データ行の配列
データ表から指定した項目並べ順の項目でデータ行を並べ替えて、データ行の配列で返します。
データ表を作ってデータとする データに{「氏名」,「得点」}という列を加える データに{「山田次郎」,56}を加える データに{「河野雄太」,82}を加える データに{「高橋裕香」,52}を加える データに{「佐藤美里」,90}を加える データを「得点 DESC」で並べ替える データの一覧を報告する
【自分】を〈【項目並べ順】で〉並べ替えたもの:データ行の配列
データ表から指定した項目並べ順の項目でデータ行を並べ替えて、データ行の配列で返します。
データ表を作ってデータとする データに{「氏名」,「得点」}という列を加える データに{「山田次郎」,「56」}を加える データに{「河野雄太」,「82」}を加える データに{「高橋裕香」,「52」}を加える データに{「佐藤美里」,「90」}を加える データを「得点 DESC」で並べ替えて結果データとする 結果データすべての一覧を報告する
【自分】をCSVへ変換する
データ表の内容をCSV形式の文字列として返します。
データ表をCSV形式の文字列へ変換する
家計簿をCSVへ変換して報告する
【自分】をタブ区切りへ変換する
データ表の内容をCSV形式の文字列として返します。
データ表をタブ区切りの文字列へ変換する
家計簿をタブ区切りへ変換して報告する
設定項目
次の設定項目が使用できます。
設定項目 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
名前 | 文字列 | ◎ | 表の名前 |
一覧 | 配列の配列 | ◎ | 表に含まれるすべてのデータを表した2次元配列 |
元一覧 | 配列の配列 | ◎ | 表に含まれるすべてのデータを追加した順で表した2次元配列 |
列一覧 | データ列の配列 | ◎ | 表に含まれるデータ列の一覧 |
行一覧 | データ行の配列 | ◎ | 表に含まれるデータ行の一覧 |
行数 | 整数 | □ | 表の行数 |
列数 | 整数 | □ | 表の列数 |
見出し行 | 真偽値 | ◎ | 「保存する」または「読み込む」手順で1行目を見出し行として扱うかどうか |
元実体 | ネット物 | □ | ドットネット型のオブジェクトを返します。 クラスインスタンス |
サンプルコード
データ表に行を追加・削除する
データ表に行を加えたり消したりします。
データというデータ表を作る データに{「名前」,「メール」,「誕生日」}という列を加える データへ{名前=「秋山」,メール=「akiyama@yahou.co.jp」,誕生日=「1996/03/25」}を加える データへ{名前=「石川」,メール=「ishi@gmall.com」,誕生日=「1992/08/15」}を加える データへ{名前=「原口」,メール=「haragushi@potmail.co.jp」,誕生日=「1993/12/06」}を加える データへ{名前=「松下」,メール=「matsu@gmall.com」,誕生日=「1992/04/16」}を加える データへ{名前=「山中」,メール=「ymnk@potmail.co.jp」,誕生日=「1993/07/10」}を加える データから3行目を消す
データ表のセルの値を設定・取得する
データ表の特定の列について値を取得したり設定したりします。
データというデータ表を作る データに{「科目」,「点数」,「成績」}という列を加える データへ{科目=「国語」,点数=60}を加える データへ{科目=「算数」,点数=85}を加える データへ{科目=「社会」,点数=75}を加える データへ{科目=「理科」,点数=90}を加える データへ{科目=「音楽」,点数=80}を加える データの2列目を一覧で取得する その合計を「合計点」として表示する データの一覧を「変更前」として表示する 成績一覧は{「できる」,「よくできる」,「できる」,「よくできる」,「よくできる」} データの3列目へ成績一覧を一覧で設定する データの一覧を「変更後」として表示する
データ表の特定の列だけを設定・取得する
データ表の特定の列について値を取得したり設定したりします。
データというデータ表を作る データに{「科目」,「点数」,「成績」}という列を加える データへ{科目=「国語」,点数=60}を加える データへ{科目=「算数」,点数=85}を加える データへ{科目=「社会」,点数=75}を加える データへ{科目=「理科」,点数=90}を加える データへ{科目=「音楽」,点数=80}を加える データの2列目を一覧で取得する その合計を「合計点」として表示する データの一覧を「変更前」として表示する 成績一覧は{「できる」,「よくできる」,「できる」,「よくできる」,「よくできる」} データの3列目へ成績一覧を一覧で設定する データの一覧を「変更後」として表示する
CSVファイルを作成する
CSV形式とは、ファイル形式の1つで、表などのデータをカンマ(,)で区切ったテキストファイルのことです。Excelで開らけるほかに、メモ帳などで編集もできる形式のため、データベースからデータを取り出したり、Excelへデータを取り込む時などに便利なファイル形式です。
出力する内容をデータ表へ登録すると、CSV形式で保存できます。
データ表を作ってデータとする データに{「名前」,「メール」,「誕生日」}という列を加える
データに{「たろう」,「abc@xxx.com」,「1992/04/16」}を加える データに{「はなこ」,「def@xxx.com」,「1993/07/10」}を加える データの見出し行は、〇
データを「data.csv」へ保存する
上のプログラムを実行すると下のような内容の「データ.csv」が作成されます。
名前,メール,誕生日
たろう,abc@xxx.com,1992/04/16 はなこ,def@xxx.com,1993/07/10
CSVファイルを読み込む
CSVファイルをデータ表に読み込むことですでに保存されているデータを取得できます。
データ表を作ってデータとする データの見出し行は、〇
データへ「data.csv」から読み込む データの一覧のすべての【行要素】についてそれぞれ繰り返す 行要素(1)を報告する そして
CSVファイルのデータを処理する
では、実際にCSVファイルを読み書きするプログラムを作ってみましょう。
例えば、下の表(成績表.CSV)をエクセルなどで作成します。
名前 | 点数 |
---|---|
山田次郎 | 56 |
河野雄太 | 82 |
高橋裕香 | 52 |
佐藤美里 | 90 |
なお、同じ内容のCSVファイルを次のプログラムで作られます。
データ表を作ってデータとする データに{「山田次郎」,「56」}を加える データに{「河野雄太」,「82」}を加える データに{「高橋裕香」,「52」}を加える データに{「佐藤美里」,「90」}を加える データを「成績表.CSV」へ保存する
このデータの平均点を計算するプログラムを作って見ましょう。平均値や偏差値といった計算の処理は「繰り返す」文を使わずに専用の手順で計算できます。
CSVファイルの特定の列について集計したい場合は「一覧で取得する」手順を使います。
データへ「成績表.CSV」から読み込む データの2列目を一覧で取得したものの平均を「平均点」として表示する