データ表のフィルタ式

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データ表の「選択する」手順は、.NET FrameworkのDataTableクラスのSelect()メソッドに相当します。選択文字列として指定するフィルタ式の詳しい文法は、.NET公式ドキュメントの「Expression Syntax」をご参照下さい。

定数と識別子

フィルタ式には、次のような値や式を条件式として指定します。

演算子 説明 例文
数値 整数もしくは小数 20 3.14
文字列 文字列 'こんにちは' ''
項目名 データ表に含まれる項目 ID 名前

演算子

論理式には、AND,OR,NOTを使えます。

(名前 = '太郎' OR 名前 = '二郎') AND 名字 = '山田'

論理式を指定するときに使う演算子です。

演算子 意味 例文
< より小さい 年齢<20
> より大きい 温度>40
<= 以下 価格<=1000
>= 以上 年齢>=20
<> 不等号 都道府県<>'東京都'
= 等号 都道府県='神奈川県'
IN いずれかを含む 都道府県 IN ('大阪', '奈良')
LIKE 文字列を含む 都道府県 LIKE '%県'

 

算術演算子

演算子 意味
+ 足し算 スコア+10
- 引き算 スコア-10
* 掛け算 小計*消費税率
/ 割り算 合計/人数
% あまり 人数%2

 

ワイルドカード

ワイルドカードには、%または*が使えます。「製*品」のようにワイルドカードを単語の途中で使うことはできません。

書式 意味
品名 LIKE '*製品*' 品名に製品が含まれる
品名 LIKE '*製品' 品名が製品で終わる
品名 LIKE '製品*' 品名が製品で始まる

 

集計

 

関数名 意味 意味
SUM(値段) 合計値 値段をすべて足した値
AVG(点数) 平均 点数の平均値
MIN(点数) 最小値 点数の最小値
MAX(点数) 最大値 点数の最大値
COUNT(ID) 個数 行数

関数

関数名 書式 説明
LEN LEN(式) 値の文字数
ISNULL
ISNULL(式, 代替値)
無(NULL値)の時に代わりに表す値
IIF IIF(条件式, 真の時, 偽の時) 条件式の条件に応じて変わる値
TRIM TRIM(式) 式の前後のスペースを消した文字列
SUBSTRING SUBSTRING(式, 開始位置, 文字数) 式の文字列のうち開始位置から文字数だけを切り取った文字列

 

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