1番から順番に内容を持っている配列を表す種類です。

生成する方法

配列定数式で配列を生成できます。

一覧は{100,200,300}
一覧は{「おはよう」,「こんにちは」,「こんばんわ」}

文字列から配列を生成するには「配列化」手順を使います。

要素のデータ型(要素型)を指定する場合には次のように種類名を指定します。

《要素型》の配列を作る

要素型を指定しない場合、基本物とみなされます。

手順

次の手順が使用できます。要素型は配列宣言の要素のデータ型を指します。

【自分】から【番号A】番目と【番号B】番目を交換する:配列

指定した番号の要素の値を交換します。

  • 番号Aと番号Bは、入れ替える対象の要素番号。要素番号は、先頭を1番目として数えた整数
一覧は{「東京」,「名古屋」,「大阪」}
一覧を表示する

一覧から1番目と3番目を交換して、結果とする
結果を表示する
※結果 {大阪,名古屋,東京}

【自分】から【キーワード:文字列】を探す:整数の配列

配列からキーワードが含まれる要素を探して、見つかった要素番号を配列で返します。

  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数

配列からキーワード検索する

一覧は{「トカゲ」,「エリマキトカゲ」,「エリ」}

一覧から「カゲ」を探して、結果とする
結果を表示する
※結果 {1,2}

【自分】から【キーワード:文字列】を大小区別しないで探す:整数の配列

配列からキーワードが含まれる要素を探して、見つかった要素番号を配列で返します。

  • キーワードは、探す対象の文字列。要素から探す時に、大文字と小文字は区別されません。
  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数
一覧は{「Hello」,「Open」,「Load」}

一覧から「O」を大小区別しないで探して、表示する
※結果 {1,2,3}

【自分】から【キーワード:文字列】を完全一致で探す:整数の配列

配列からキーワードと完全に一致する要素を探して、見つかった要素番号を配列で返します

  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数
一覧は{「トカゲ」,「エリマキトカゲ」,「エリ」}

一覧から「トカゲ」を完全一致で探して、表示する
※結果 {1}

【自分】から【対象:要素型】を探す:整数の配列

配列から対象と合致する要素を探して、見つかった要素番号を配列で返します。

  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数

【自分】〈の【番号】番目〉から【対象:要素型】をひとつ探す:整数

配列から対象と合致する要素を探して、最初に見つかった要素番号を返します。

  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数
A={123,456,789,123}
Aの2番目から123をひとつ探して報告する
※結果 4

(2.0.1328以降)

【自分】〈の【番号】番目〉から【対象:要素型】を後方からひとつ探す:整数

配列から対象と合致する要素を後方から前方向へ探して、最初に見つかった要素番号をひとつ返します。

  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数
A={123,456,789,123}
Aから123を後方からひとつ探して報告する
※結果 4

(2.0.1329以降)

【自分】から【キーワード:文字列】を取り出す:文字列の配列

配列からキーワードが含まれる要素を探して、見つかった要素を配列で返します

一覧は{「トカゲ」,「エリマキトカゲ」,「エリ」}

一覧から「カゲ」を取り出して、表示する
※結果 {トカゲ,エリマキトカゲ}

【自分】から【キーワード:文字列】を大小区別しないで取り出す:文字列の配列

配列からキーワードが含まれる要素を探して、見つかった要素を配列で返します。

  • キーワードは、探す対象の文字列。要素から探す時に、大文字と小文字は区別されません。
一覧は{「Hello」,「Open」,「Load」}

一覧から「O」を大小区別しないで取り出して、表示する
※結果 {Hello,Open,Load}

【自分】から【キーワード:文字列】を完全一致で取り出す:数値

配列からキーワードと完全に一致する要素を探して、見つかった要素を配列で返します。

一覧は{「トカゲ」,「エリマキトカゲ」,「エリ」}

一覧から「トカゲ」を完全一致で取り出して、表示する
※結果 {トカゲ}

【自分】から【対象:要素型】を取り出す:要素型の配列

配列から対象と合致する要素を探して、見つかった要素を配列で返します

【自分】の【番号】番目を消す:配列

配列の指定した列または行を消します

  • 番号は、先頭の要素を1番目として数えた整数
一覧は{「りんご」,「なし」,「ぶどう」}
一覧の3番目を消す
一覧を表示する
※結果 {りんご,なし}

【自分】を〈【文字】で〉繋げる:文字列

配列の要素を文字列化して、順番に一つの文字列として繋げた文字列を返します。

  • 〈文字〉を指定すると、要素の間に区切り文字を加えられます

配列の要素を一つの文字列に繋ぎ合わせる

一覧は{「アイス」,「スイカ」,「かき氷」}
一覧を「&」で繋げて、結果とする
結果を表示する
※結果 アイス&スイカ&かき氷

【自分】の最大値:数値

配列の要素から最も大きい値を返します名詞手順

配列から最大値を調べる

一覧は{132,473,735,532}
一覧の最大値を表示する
※結果 735

【自分】の最小値:数値

配列の要素からもっとも小さい値を返します名詞手順

配列から最小値を調べる

一覧は{132,473,735,532}
一覧の最小値を表示する
※結果 132

【自分】の合計:数値

配列の要素を足して合計を求めます名詞手順

合計を求める

一覧は{132,473,735,532}
一覧の合計を表示する
※結果 1872

【自分】の平均:数値

配列の要素から平均値を求めます

平均を求める

一覧は{132,473,735,532}
一覧の平均を表示する
※結果 468

【自分】の偏差値:配列

配列の要素の偏差値をそれぞれ求めます名詞手順

偏差値を求める

成績は{52,14,14,95,64,58}
成績の偏差値を表示する
※結果 {50.9,37.6,37.6,66,55.1,53}

【自分】へ【内容:要素型】を加える

配列の最後へ指定した内容を加えます

一覧は{「りんご」,「なし」,「ぶどう」}
一覧へ「みかん」を加える
一覧を表示する
※結果 {りんご,なし,ぶどう,みかん}

【自分】へ【内容:要素型】を追加する

配列の最後へ指定した内容を加えます。(加える)と同じです。

一覧は{「りんご」,「なし」,「ぶどう」}
一覧へ「みかん」を追加する
一覧を表示する
※結果 {りんご,なし,ぶどう,みかん}

【自分】へ【配列】を一括追加する

配列の最後へ指定した配列の内容をすべて追加します

一覧は{「あ」,「い」,「う」}
一覧に{「え」,「お」}を一括追加する
一覧を表示する
※結果 {あ,い,う,え,お}

【自分】の【番号】番目へ【内容:要素型】を挿入する

配列の指定した位置の前に内容を挿入します

  •  番号は、先頭を1番目として数えた整数
一覧は{「りんご」,「なし」,「ぶどう」}
一覧の2番目へ「オレンジ」を挿入する
一覧を表示する
※結果 {りんご,オレンジ,なし,ぶどう}

【配列】の【番号】列目へ【内容:要素型】を挿入する

配列の指定した位置の前に内容を挿入します

  •  番号は、先頭を1列目として数えた整数
一覧は{「ABC」,「EEE」,「DDD」,「CCC」}
一覧の3番目へ「123」を挿入して、表示する
※結果 {ABC,EEE,123,DDD,CCC}

【自分】を【方法】に並べ替える

配列を指定された方法で、並べ替えます。

【方法】には、次の方法が指定できます。

昇順 昇順に並べ替えます。要素のデータ型に応じて比較されます。
降順 降順に並べ替えます。要素のデータ型に応じて比較されます。
名前順 文字列として昇順に並べ替えます。要素を文字列へ変換して比較します。
逆名前順 文字列として降順に並べ替えます。要素を文字列へ変換して比較します。
大きい順 数値の大きい順に並べ替えます。要素を倍浮動小数へ変換して比較します。
小さい順 数値の小さい順に並べ替えます。要素を倍浮動小数へ変換して比較します。
日付順 日時の新しい順に並べ替えます。要素を日時形式へ変換して比較します。
逆日付順 日時の古い順に並べ替えます。要素を日時形式へ変換して比較します。
配列の要素を逆順に並べ替えます。
よみがな順 よみがな順に並べ替えます。要素を文字列へ変換して比較します。スミレでは未対応です。
逆よみがな順 よみがなを逆順に並べ替えます。要素を文字列へ変換して比較します。スミレでは未対応です。
不規則
ランダム
適当
要素の内容に関係なく、不規則に並べ替えます。

配列を並べ替える

一覧は{「ABC」,「EEE」,「DDD」,「CCC」}
一覧を表示する

一覧を名前順に並べ替る
一覧を表示する
※結果 {ABC,CCC,DDD,EEE}
一覧は{30,40,10,20}
一覧を表示する

一覧を大きい順に並べ替える
一覧を表示する
※結果 {40,30,20,10}

一覧を小さい順に並べ替える
一覧を表示する
※結果 {10,20,30,40}

一覧を不規則に並べ替える
一覧を表示する

【自分】を【方法:匿名手順】で並べ替える

配列を指定した手順を使って、並べ替えます(カスタムソート)。
配列内の要素を比較するときに、2つの要素について大小比較を行いますが、そのときの判断式を匿名手順を使って行えます。

【方法】には、並べ替えを判断するための手順を指定します。

カスタムソートする

一覧は{6,12,3,5}
一覧を『
	それを{左,右}とみなす
	左>右なら
		-1を返す
	他で左<右なら
		1を返す
	そうでなければ
		0を返す
	そして
』で並べ替える
一覧を表示する
※結果 {12,6,5,3}

【自分】から重複を消す:配列

配列の要素から同じ値の要素を消します。

一覧={1,3,3,4,1,6,7,6,7,8}
一覧から重複を消して、表示する
※結果 {1,3,4,6,7,8}

【自分】の【開始】番目から〈【個数】個〉切り出す:配列

配列から指定した【開始】番号の要素から最後の要素までの配列を取り出します。
【個数】を指定すると、その個数まで要素を切り出します。

一覧={1,2,3,4,5,6,7}
一覧の4番目から3個切り出して、表示する
※結果 {4,5,6}

マニュアル中の表現や記号の意味はこちらをご覧ください

設定項目

次の設定項目が使用できます。要素型は配列宣言の要素のデータ型を指します。

設定項目   説明
内容 文字列 内容を文字列で表します。内容は、各要素を文字列で変換したものを「,」で区切り{ }で囲った形式です。
個数 整数 配列の要素数
クローン 配列 要素の内容を複製した、内容が同じ別の配列
先頭 要素型 配列の一番目の要素を表します。
配列の要素数が0の時は、エラーとなります
末尾 要素型 配列の最後の要素を表します。
配列の要素が0の時は、エラーとになります
番目 (要素型) 序数詞先頭から数えて指定した位置にある要素を表します。
  • 要素位置は、先頭を1要素目として数えた整数
一覧は{123,456,789}
一覧の2番目は987
一覧の2番目を表示する ※結果 987

マニュアル中の表現や記号の意味はこちらをご覧ください

型変換

この種類は、次の別のデータ型へ自動的に変換できます。

方向 説明
文字列 ←→ 「内容」設定項目と同じ文字列

サンプルコード

配列の追加と挿入

配列に最後に要素を追加するには「追加」手順を使います。また、配列の指定した位置に要素を追加するには「挿入する」手順を使います。

一覧は{「ABC」,「EEE」,「DDD」,「CCC」}
一覧の3番目へ「123」を挿入して表示する
※結果 {ABC,EEE,123,DDD,CCC}
一覧へ「456」を追加する
一覧を表示する
※結果 {ABC,EEE,DDD,CCC,456}

文字列から配列を作る

「配列化」手順を使うことで、文字列から配列を作られます。

データは「{AAA,BBB,CCC}」を配列化
データ(1)を表示する
データ(2)を表示する
データ(3)を表示する

配列をファイルへ格納する

配列の要素をファイルへ保存するには「保存する」手順を使います。

元データは{「あああ」,「いいい」,{111,222,333}}
元データを「配列.txt」へ保存する

配列をファイルから読み込む

ファイルに保存されたテキストから配列を作るには「配列化」手順を使います。

「配列.txt」から読み込んで、配列化して、データとする
データを表示する

配列の内容をコピーする

配列を単純に別の変数に代入すると、元の配列の内容を変更した際に、代入先の配列の内容も変更されます。このような問題を防ぐには、配列の内容をコピーして置く必要があります。

配列の内容のコピーを作るには「クローン」設定項目を使います。

元配列は{1,2,3,4,5}
新配列は、元配列のクローン
元配列(3)は100
「元配列:[元配列]
新配列:[新配列]」を表示する

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