辞書
概要
見出しとそれに対応する値を持つ種類です。
生成する方法
辞書定数式を指定すると、生成できます。
値段表は{りんご=「120円」,バナナ=「80円」,ぶどう=「130円」}
文字列から辞書を生成するには「辞書化」手順を使います。
手順
次の手順が使用できます。
【自分】から【キー】を削除する
キーと同じ要素を削除します
値段表は{りんご=「120円」,バナナ=「80円」,ぶどう=「130円」} 値段表を表示する 値段表から「バナナ」を消す 値段表を表示する
【キー】へ【内容:基本物】を設定する
要素を指定したキーで格納します
値段表は{りんご=「120円」,バナナ=「80円」,ぶどう=「130円」} 値段表へ「ぶどう」として「230円」を設定する 値段表(「ぶどう」)を表示する
【キー一覧:配列】へ【一覧:配列】を一括設定する
配列の内容をキー一覧の要素順に合わせて格納します
値段一覧は{「120円」,「80円」,「130円」} 値段表という辞書を作る 値段表へ{「りんご」,「バナナ」,「ぶどう」}として値段一覧を一括設定する 値段表(「ぶどう」)を表示する
【自分】に【キー】が存在する:真偽値
キーが存在するかどうか判定します
値段表は{りんご=「120円」,バナナ=「80円」,ぶどう=「130円」} 値段表に「りんご」が存在すれば 「あります」を表示する そうでなければ 「ありません」を表示する そして
【自分】から【キー】を得る:基本物
キーと同じ要素を取得します
値段表は{りんご=「120円」,バナナ=「80円」,ぶどう=「130円」} 値段表から「バナナ」を得て表示する
設定項目
次の設定項目が使用できます。
設定項目 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
内容 | 文字列 | ◎ | 辞書に格納された見出しと内容をすべて文字列として表します |
見出し | 配列 | □ | 辞書に格納されたすべての項目の見出しを配列として表します
値段表は{りんご=「120円」,バナナ=「80円」,ぶどう=「130円」} 値段表の見出しを表示する |
個数 | 整数 | □ | 辞書に格納された項目の個数を表します
値段表は{りんご=「120円」,バナナ=「80円」,ぶどう=「130円」} 値段表の個数を表示する |
型変換
この種類は、次の別のデータ型へ自動的に変換できます。
型 | 方向 | 説明 |
---|---|---|
文字列 | ←→ | 「内容」設定項目と同じ |
サンプルコード
辞書に値を設定し取り出す
果物の価格表を作成して、バナナの値段を取得します。
値段表は{りんご=「120円」,バナナ=「80円」,ぶどう=「130円」} 値段表(「バナナ」)を表示する ーー「80円」と表示されます
食べ物の種類ごとの得点表を作成して、ごはんの得点を取得します。
食べ物の「やさい」は「100」 食べ物の「さかな」は「200」 食べ物の「くだもの」は「120」 食べ物の「ごはん」は「100」 食べ物の「ごはん」を表示する 食べ物を表示する