リストビュー

エクスプローラのファイル一覧のような一覧表を作るための部品です。

リストビューには、アイコン付きの項目を表示することが可能で、詳細表示では見出し(カラム)を表示することもできます。

リストビューの項目(アイテム)は、リストビュー項目で表現します。

作成する方法

【名前】というリストビューを作る

手順

部品から継承される手順のほか、次の手順が使用できます。

【自分】をクリアする

項目をすべて削除します

【自分】をすべて消す

項目をすべて削除します

【自分】へ〈【名前】という〉〈【内容】を〉〈【アイコン/画像】で〉加えるリストビュー項目

リストビューへ項目を追加します

【自分】へ【項目:リストビュー項目】を加える

リストビューへ項目を追加します

【自分】へ【項目一覧:配列】を〈【アイコン/画像】で〉一括追加する

リストビューへ項目を一括で追加します

【自分】の【挿入位置】へ〈【名前】という〉〈【内容】を〉〈【アイコン/画像】で〉挟むリストビュー項目

指定した位置へリストビューの項目を挿入します

  • 挿入位置は、先頭の項目を1として数えた整数

 

【自分】の【挿入位置】へ【項目:リストビュー項目】を挟む

指定した位置へリストビューの項目を挿入します

  • 挿入位置は、先頭の項目を1として数えた整数

 

【自分】から【名前:文字列】を消す

指定した名前を持つ項目を消します

【自分】の【番号】番目を消す

指定した番号の項目を消します

  • 番号は、先頭を1番目として数えた整数

【項目:リストビュー項目】を消す

指定した項目を消します

【自分】から【内容】を探す:整数

指定した見出しの項目を探して、番号で返します。

  • 戻り値は、先頭を1として数えた整数

【自分】を編集する

項目の見出しを編集します

【自分】を更新開始する

項目を操作するために一時的に描画を抑制します

【自分】を更新終了する

「変更開始」手順で一時的に停止した描画の抑制を解除します

【自分】の【列番号】番目を、昇順に並べ替える

指定した列番号の列にある項目で昇順に並べ替えます

  • 列番号は、先頭を1番目として数えた整数

【自分】の【列番号】番目を、降順に並べ替える

指定した列番号の列にある項目で降順に並べ替えます

  • 列番号は、先頭を1番目として数えた整数

設定項目

部品から継承される設定項目のほか、次の設定項目が使用できます。

設定項目   説明
表示方法 列挙体 リストビューの表示方法
小さいアイコン・大きいアイコン・一覧・詳細・縮小版(WindowsXPのみ)
チェックボックス 真偽値 チェックボックスを表示するかどうか
チェック項目一覧 リストビュー項目の配列 チェックボックスが表示されている場合、チェックしている項目の一覧
チェック番号一覧 整数の配列 チェックボックスが表示されている場合、チェックしている項目の番号一覧
個数 整数 項目の個数
選択項目 リストビュー項目 選択している項目
選択内容 文字列 選択している項目の内容
選択番号 整数 選択している項目の整理番号
選択項目一覧 リストビュー項目の配列 複数選択している場合、選択している項目の一覧
選択番号一覧 整数の配列 複数選択している場合、選択している項目の番号一覧
選択数 整数 複数選択している場合、選択している項目の個数
文字色 色情報 文字の色
背景色 色情報 背景の色
全列選択 真偽値 詳細表示の場合に、項目を選択した際にすべての列を選択状態にするかどうか
罫線 真偽値 仕切り線を表示するかどうか
選択表示 真偽値 別のオブジェクトにカーソルが移動した際にも選択状態を表示しつづけるかどうか
自動選択 真偽値 マウスカーソルを置くだけで、自動的に項目が選択できるようにするかどうか
ラベル編集 真偽値 項目の名称を編集できるようにするかどうか
ラベル折り返し 真偽値 アイコン表示の場合、項目名が収まりきらない場合に折り返すかどうか
複数選択 真偽値 項目を複数選択できるようにするかどうか
項目一覧 リストビュー項目の配列 表示する項目
一覧 文字列の配列 表示する項目
見出し一覧 文字列の配列 詳細表示の場合に、上部に表示する見出し(カラム)の一覧
詳細一覧 文字列の配列の配列 詳細表示の場合に、表示される詳細情報を含む、項目のすべての内容
透明色 色情報 アイコンを指定した際に、透明扱いとする色
番目 リストビュー項目 序数詞先頭から数えて指定した位置にある要素を表します。
  • 要素位置は、先頭を1要素目として数えた整数

マニュアル中の表現や記号の意味はこちらをご覧ください

イベント手順

部品から継承されるイベント手順のほか、次のイベント手順が使用できます。

イベント名 説明 イベント情報
ドラッグされた 項目をドラッグされた時 あり
仮想検索が開始された 仮想検索が開始された時
仮想項目が必要になった 仮想項目が必要になった時 あり
仮想項目の状態が変化した 仮想項目の状態が変化した時
仮想表示領域が変化した 仮想表示領域が変化した時
見出しがクリックされた 見出しがクリックされた時 あり
見出しの順序が変更された 見出しの順序が変更された時
見出しの幅が変更された 見出しの幅が変更された時
見出しの幅が変更される 見出しの幅が変更される直前
項目をチェックする 項目のチェック状態が変化する直前。クリック操作および設定項目の設定によって発生します。
項目がチェックされた 項目のチェック状態が変化された直後。クリック操作および設定項目の設定によって発生します。
項目がポイントされた 項目にマウスカーソルがポイントされた
項目が選択された 項目が選択された時
選択された 選択された時
(選択時と選択解除時それぞれで実行されます)
選択項目が変更された 項目が選択された時
ラベルが変更された 項目の見出しを編集された直後 あり
ラベルが変更される 項目の見出しを編集する直前 あり

 

サンプルコード

リストビューに項目を追加する例です。

「shell32.dll」の1番目からアイコン画像を抽出して、ファイルアイコンとする
メイン画面を表示する
待機する

メイン画面とは
	ウィンドウを継承する
	はじめの手順
		初期化する
		ーー貼り付けた部品に対する操作をここに書きます
		リストビュー1に「お知らせ.txt」をファイルアイコンで追加する
			その詳細は{「9月10日」,「テキストファイル」}
		リストビュー1に「計画.ppt」をファイルアイコンで追加する
			その詳細は{「9月1日」,「PowerPointスライド」}
		リストビュー1に「レポート.doc」をファイルアイコンで追加する
			その詳細は{「9月15日」,「Wordドキュメント」}

		選択リスト1の番号は0
	終わり
	初期化する手順
		この設計スケール比率は{144,144}
		この実質大きさは{400,300}
		この内容は「リストビューのサンプル」
		選択リスト1という選択リストを作る
			その位置と大きさは{12,12,150,26}
			その入力可能は×
			その選択窓幅は150
			その項目高さは18
			その一覧は{「大きいアイコン」,「小さいアイコン」,「一覧」,「詳細」,「縮小版」}
		リストビュー1というリストビューを作る
			その位置と大きさは{12,50,376,238}
			その見出し一覧は{「ファイル名」,「更新日」,「種類」}
			その見出し幅は{100,80,100}
			そのタイルサイズは{200,45}
			その移動順は1
		この設計スケール比率は{96,96}
	終わり
	リストビュー1がダブルクリックされた時の手順
		リストビュー1の選択内容を表示する
	終わり
	選択リスト1が選択された時の手順
		リストビュー1の表示方法は、選択リスト1の内容
	終わり
終わり

例文

メイン画面を表示する
待機する

メイン画面とは
	ウィンドウを継承する
	はじめの手順
		初期化する
		ーーデータをリストビューへ追加する
		データ(1)は{「山田次郎」,「4/25」,「男」}
		データ(2)は{「田中花子」,「7/31」,「女」}
		データ(3)は{「相原貴之」,「9/12」,「男」}
		データ(4)は{「高橋祐子」,「11/27」,「女」}
		データ(5)は{「鈴木次郎」,「10/20」,「男」}
		リストビュー1の詳細一覧は、データ
	終わり
	初期化する手順
		この内容は「メイン画面」
		このドラッグドロップは○
		リストビュー1というリストビューを作る
			その位置と大きさは{0,0,284,261}
			その表示方法は「詳細」
			その見出し一覧は{「名前」,「誕生日」,「性別」}
			その見出し幅は{111,80,60}
			そのドッキング方向は「全体」
	終わり

	リストビュー1の項目が選択された時の手順
		自分の内容は「[リストビュー1の選択項目の内容]を選択中」
	終わり
終わり

 

使い方

項目を追加する

リストビューに項目を加えるには「追加する」手順を使います。「追加する」手順で「リストビュー項目」のオブジェクトが生成されます。

書式

《リストビュー名》《名前》《アイコン》で追加する

《リストビュー名》は、項目を追加するリストビューを指定します。
《名前》は、リストビューの名称を指定します。追加する項目がどこの項目に属すかを指定します。
《アイコン》は、項目に使用するアイコンを指定します。「プロデルアイコン」種類または.icoファイルのパスを指定します。

例文

「shell32.dll」の1番目からアイコン画像を抽出して、ファイルアイコンとする
リストビュー1に「お知らせ.txt」をファイルアイコンで追加する
	その詳細は{「9月10日」,「テキストファイル」}

また「詳細一覧」設定項目によって一度に項目を追加することもできます。

データ(1)は{「山田次郎」,「4/25」,「男」}
データ(2)は{「田中花子」,「7/31」,「女」}
データ(3)は{「相原貴之」,「9/12」,「男」}
データ(4)は{「高橋祐子」,「11/27」,「女」}
データ(5)は{「鈴木次郎」,「10/20」,「男」}

ーーデータをリストビューへ追加
リストビュー1の詳細一覧は、データ

項目をクリック・ダブルクリックしたときの手順を作る

ツリーの項目をクリックした時は、次のような手順が実行されます。

《リストビュー名》がクリックされた時の手順

終わり
《リストビュー名》がダブルクリックされた時の手順

終わり

どの項目を選択したか調べるには、次のように書きます。

《リストビュー名》の内容
リストビュー1がダブルクリックされた時の手順
	リストビュー1の選択項目の内容を表示する
終わり

見出し(カラムヘッダ)の追加と変更

「見た目」設定項目を「詳細」に設定した場合、見出しに表示される項目をカラム(カラムヘッダ)と言います。

見出しを追加する

《リストビュー名》《項目名》という見出しを追加する
メイン画面を表示する
	待機する

	メイン画面とは
		ウィンドウを継承する
		はじめの手順
		初期化する
		リストビュー1に「ファイル名」という見出しを追加する
		その幅は150
	終わり
	初期化する手順
		この内容は「メイン画面」
		リストビュー1というリストビューを作る
		その位置と大きさは{12,64,260,140}
		その表示方法は「詳細」
	終わり
終わり

見出しの設定項目

設定項目 説明
表示順 見出しの表示順(1からカラムの項目数まで)
内容 見出しの内容
見出しのカラムの項目の幅
文字配置 カラムの項目の見出しの位置
左/右/中央で指定

リストビュー項目の名称を編集できるようにする

ユーザがリストビューの項目名を変更できるように設定できます。
項目名(ラベル)を変更する直前に「リストビュー1のラベルが変更する」イベント手順が発生して、直後に「リストビュー1のラベルが変更された」イベント手順が実行されます。

このイベント手順を使って正しい内容が指定されているかを確定する前に判断できます。

イベント手順が発生した時の変更後の項目名は「この時の編集後」で取得できます。もし内容が正しくない場合は「この時のキャンセル」をオンとするとラベルの変更内容が反映されずに元に戻ります。

メイン画面を表示する
待機する

メイン画面とは
	ウィンドウを継承する
	はじめの手順
		初期化する
		「shell32.dll」の1番目からアイコン画像を抽出して、ファイルアイコンとする
		リストビュー1に「お知らせ.txt」をファイルアイコンで追加する
			その詳細は{「9月10日」,「テキストファイル」}
	終わり
	初期化する手順
		この内容は「メイン画面」
		リストビュー1というリストビューを作る
			その位置と大きさは{12,12,260,237}
			そのラベル編集は○
	終わり

	リストビュー1のラベルが変更された時の手順
		この時の編集後が「」なら
			「名前を入力してください。」を警告アイコンで表示する
			この時のキャンセルは○
		そして
	終わり
終わり

 

チェックボックスを付けて項目にチェックが入れられるようする

リストビューの各項目にチェックボックスを付けられます。

チェックボックスでチェックされたリストビュー項目を調べるには「チェック項目一覧」設定項目や「チェック番号一覧」設定項目を使います。

メイン画面を表示する
待機する

メイン画面とは
	ウィンドウを継承する
	はじめの手順
		初期化する
		ーーリストビューのデータを加えます
		データ(1)は{「山田次郎」,「4/25」,「男」}
		データ(2)は{「田中花子」,「7/31」,「女」}
		データ(3)は{「相原貴之」,「9/12」,「男」}
		データ(4)は{「高橋祐子」,「11/27」,「女」}
		データ(5)は{「鈴木次郎」,「10/20」,「男」}
		リストビュー1の詳細一覧は、データ
	終わり
	初期化する手順
		この内容は「リストビューのチェックボックス」
		リストビュー1というリストビューを作る
			その位置と大きさは{0,31,284,230}
			その表示方法は「詳細」
			そのチェックボックスは○
			その見出し一覧は{「名前」,「誕生日」,「性別」}
			その見出し幅は{120,80,60}
			そのドッキング方向は「全体」
		自動配置パネル1という自動配置パネルを作る
			その位置と大きさは{0,0,284,31}
			その移動順は2
			そのドラッグドロップは○
			そのドッキング方向は「上」
		決定ボタンというボタンを自動配置パネル1へ作る
			その位置と大きさは{3,3,75,23}
			その内容は「決定」
			その移動順は1
		この設計スケール比率は{96,96}
	終わり

	決定ボタンがクリックされた時の手順
		結果は「」
		リストビュー1のチェック項目一覧のすべての要素についてそれぞれ繰り返す
			結果は「[結果][要素の内容][改行]」
		そして
		結果を情報アイコンで表示する
	終わり
終わり

例文 特定の項目をチェックする

指定したリストビュー項目にチェックを入れることもできます。
例えば2番目のリストビュー項目にチェックを入れるには、次のように書きます。

リストビュー1の項目一覧(2)のチェックは、○

例文 特定の項目がチェックされているかどうか調べる

同じように指定したリストビュー項目がチェックされているかどうかを調べることもできます。

リストビュー1の項目一覧(3)のチェックなら
	「3番目はチェックされています」を情報アイコンで表示する
そうでなければ
	「3番目はチェックされていません」を情報アイコンで表示する
そして

文字の色などを変更する

指定した部分の項目名の色や背景を変更できます。

書式

《リストビュー》《番号》番目の背景色は、《色》
《リストビュー》《番号》番目の太字は、《真偽値》
《リストビュー》《番号》番目の文字色は、《色》

項目名を「選択」とすると現在選択している項目に対して設定します。

窓としてウィンドウを作る

窓にリストビュー1というリストビューを作る
	そのドッキング方向は、全体
	その見出し一覧は{「名前」,「誕生日」,「性別」}
	その表示方法は、詳細

データ(1)は{「山田次郎」,「4/25」,「男」}
データ(2)は{「田中花子」,「7/31」,「女」}
データ(3)は{「相原貴之」,「9/12」,「男」}
データ(4)は{「高橋祐子」,「11/27」,「女」}
データ(5)は{「鈴木次郎」,「10/20」,「男」}
リストビュー1の詳細一覧は、データ

リストビュー1の2番目の文字色は、緑色
リストビュー1の2番目の背景色は、黄色

窓を表示する
待機する

リストビューの仮想項目

メイン画面を表示する
待機する

メイン画面とは
  ウィンドウを継承する
  -一覧
  はじめの手順
    初期化する
    一覧は、ウィンドウズフォルダのファイル一覧
    リストビュー1の仮想要素数は、一覧の個数
  終わり
  初期化する手順
  この設計スケール比率は{144,144}
  この内部領域大きさは{534,411}
  この内容は「メイン画面」
  リストビュー1というリストビューを作る
    その位置と大きさは{12,12,510,369}
    その仮想モードは○
終わり

  リストビュー1の仮想項目が必要になった時の手順
    この時の項目が無なら
      この時の項目は、リストビュー項目を作る
    そして
    この時の項目の内容は、一覧(この時の項目番号)の名前
  終わり
終わり

 

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