ブック
概要
Microsoft Excelのブックを操作するための種類です。
シートの追加・削除や、ブック単位での印刷やマクロ実行などが可能です。
ブックとは、Excelのファイル一つ一つのことを表しています。
つまり、Excelのファイルを開くと1つのブックが表示されます。
ブックには、複数のシートが含まれています。
ブックの切り替え
ブックは、ファイルの名前か開いた順番の番号で指定できます。
エクセルのワークブックは、【ブック名または番号】
番号で指定する場合は、はじめに開いたブックを1とします。
「エクセル」の「ワークブック一覧」設定項目の一覧と対応しています。
手順
次の手順を利用できます。
自分をプレビューする
ブックのプレビューを表示します
【自分】にある【関数名】を〈【引数】で〉マクロ実行する
ブックに含まれるマクロを実行します
他のブックのマクロを実行する場合、下記参照
自分を印刷する
ブックを印刷します
【シート名】を選択する
ワークシートを選択します
【自分】にシートを追加する:シート
現在のブックにシートを追加します
自分を閉じる
ブックを閉じます
自分を〈【ファイル名】へ〉保存する
ブックを指定したファイル名で保存します。
[ファイル名]を省略すると、上書き保存されます。
ーーブックの保存する エクセルの現在ブックを「計画表.xls」に保存する
自分を【ファイル名】へPDFで保存する
文章をPDF形式で保存します。
この手順は、Office 2007以降で利用できます。
ブックをPDF形式で保存する
エクセルの現在ブックを「計画表.pdf」へPDFで保存する
自分を【ファイル名】へXPSで保存する
文章をXPS形式で保存します。
この手順は、Office 2007以降で利用できます。
ブックをXPS形式で保存する
エクセルの現在ブックを「計画表.xps」にXPSで保存する
設定項目
書式
【自分】の【設定項目】は、【内容】
次の設定項目を利用できます。
設定項目 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
ファイル名 | 文字列 | ◎ | ブックのファイル名 |
ワークシート一覧 | □ | ブックに含まれているシートの一覧 | |
ワークシート数 | 整数 | □ | ブックに含まれているシートの数 |
先頭シート | シート | □ | ブックの先頭にあるシート |
末尾シート | シート | □ | ブックの末尾にあるシート |
元実体 | ネット物 | □ | 管理型のオブジェクトを返します。VBAと同様のメソッド・プロパティにアクセスできます。 |
サンプルコード
マクロの実行
「マクロ実行」手順で、プロデルからExcel上で作成したマクロ(VBA)を呼び出せます。
エクセルの現在ブックにある「TestMacro」をマクロ実行する
引数を持つ関数の実行
次のような定義のマクロを実行します。
Sub TestMacro2(Value As String, Title As String)
「マクロ実行」手順の【引数】には、配列形式で書きます。
エクセルにある 「TestMacro2」を{「Hello」,「Message」}でマクロ実行する
別シートに定義したマクロの実行
Sheet1に定義したTestMacroというマクロを実行します。
エクセルの現在ブックにある「Sheet1.TestMacro」をマクロ実行する
他のブックのマクロの実行
計画表.xlsmというブックのTestMacroというマクロを実行します。
エクセルで「計画表.xlsm」を開く エクセルにある「計画表.xlsm!TestMacro」をマクロ実行する