Webアプリを作る
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プロデルでWebアプリケーションを作る
プロデルWebサーバを使うことで、プロデルでWebアプリケーションを作られます。
Webアプリケーションとは、プログラムによって表示する内容を変化させることができるWebページを指します。例えば、掲示板やブログ、ショッピングサイトなどがWebアプリケーションです。
利用する環境が異なるだけで、CGI(Perl)やPHPなどと原理は同じものです。
簡単なWebアプリケーションを作る
まずは、プロデルを使って簡単なWebアプリケーションを作ってみましょう。
1. Webアプリケーションの作成
「プロデルデザイナ」などで、次のようなプログラムを作成します。このプロデルファイルのファイル名を「test.rdr」とします。
応答として「<!doctype html>
<html lang="ja"> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8"> </head> <body> 現在は、[時刻]です。 </body></html>」を送る
作成したプロデルファイルを、プロデル 簡易Webサーバ(RdrWebServer.exe)があるフォルダ(ドキュメントルート)へコピーします。
2. プロデル 簡易Webサーバの起動
プロデル簡易Webサーバを起動します。
1.RdrWebServer.exeを開きます。
※Windows Vistaの場合は、右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
2.「プロデル簡易Webサーバ」の管理画面が表示されます。

3.[起動する]ボタンをクリックします。
※各種インターネットセキュリティソフトによって、通信をブロックするかどうかの確認メッセージが表示されます。このときは通信を許可するように選んでください
※この段階で起動しない場合は、IISまたはApache等のWebサーバがすでに起動している場合があります。この場合は、ポート番号を変えて再び[起動する]か、すでに起動しているWebサーバを停止させてください
3. Webブラウザでアクセスする
1.プロデル簡易Webサーバが起動したら、Webブラウザでアクセスします。
プロデル簡易Webサーバが起動しているコンピュータで、アクセスする場合は、アドレスバーに「http://localhost/test.rdr」と入力してアクセスします。
※ポート番号を80以外に設定した場合は「http://localhost:ポート番号/test.rdr」としてアクセスしてください。
2.Webブラウザに現在時刻が表示されます。
3.Webブラウザの「更新」または「再読み込み」ボタンをクリックすると、時刻が変化します。
4. 他のコンピュータからアクセスする
プロデル簡易Webサーバが起動している状態であれば、他のコンピュータのWebブラウザからアクセスすることもできます。他のコンピュータからアクセスするためには、Webサーバが起動しているコンピュータのIPアドレスが必要です。
1.Webサーバが起動しているコンピュータ上のプロデルデザイナで、次のように入力して、実行します。
ネットワークのIPアドレスを表示する
2.実行すると、IPアドレスが表示されます。ここでは、説明のためにIPアドレスが「192.168.1.1」であるとします
3.他のコンピュータのWebブラウザのアドレスバーに「http://192.168.1.1/test.rdr」と入力してアクセスします。
4.しばらくすると、時刻が表示されます。
※この段階で「Webサーバがみつかりません」などと表示される場合は、ファイアウォール(インターネットセキュリティソフトなど)によって、Webサーバにアクセスできない可能性があります。この場合は、インターネットセキュリティソフトの設定画面で、プロデル簡易Webサーバで設定したポート番号から外部アクセスできるように設定してください。
POSTによる引数の取得
POST形式のフォームで送られたパラメータを取得する例です。
値は、[要求から「message」という引数を取得したもの] 応答として「<!doctype html>
<html lang="ja"> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8"> </head> <body> <form action="post.rdr" method="POST"> <input type="text" name="message"> <input type="submit" value=" 送信 "> </form> <hr> [値] </body> </html>」を送る
Cookieの設定と取得
アクセスしたウェブブラウザにCookieを保存させたり、保存したCookieを取得したりする例です。
カウントクッキーを、[要求から「count」というクッキーを取得したもの]とする もしカウントクッキーは、空なら カウントは、1 応答として「count」というクッキーへ(カウント+1)を設定する そうでなければ カウントは、カウントクッキーの内容 カウントクッキーの有効期限を明日に変える カウントクッキーの内容は(カウント+1) 応答としてカウントクッキーを設定する もし終わり 応答として「<!doctype html>
<html lang="ja"> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" > </head> <body> カウントは、[カウント]です。 </body>
</html>」を送る
セッション変数の設定と取得
セッション変数の例です。Cookieはウェブブラウザに保存されるのに対して、セッションはサーバ側に値が保存されるため、クライアントによって直接情報が変更される可能性がありません。
メッセージは、[要求から「message」という引数を取得したもの] もしメッセージが「」でないなら 応答として「message」というセッション項目へメッセージを設定する そうでなければ メッセージを、[要求から「message」というセッション項目を取得したもの]とする もし終わり 応答として「<!doctype html>
<html lang="ja"> <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8"> </head> <body> <form action="session.rdr" method="POST"> <input type="text" name="message" value="[メッセージ]"> <input type="submit" value=" 投稿する "> </form> <a href="session.rdr">再表示</a> </body>
</html>
」を送る