ドットネット型
生成可能
概要
.NET Framework上のCLR型を表す型情報を持った種類です。プロデルから.NET Framework型のインスタンスを生成したりメソッドやプロパティにアクセスしたりできます。
引数に指定した値やオブジェクトは、.NETネット型に対応する種類に基づいて自動的に変換されます。
注意! この機能を利用するためには、C#またはVB.NET言語など他のプログラミング言語に加えて、.NET Frameworkのクラスライブラリの知識が必要になります。この機能を利用する場合は、.NETクラスライブラリのドキュメントをご参照ください。
作成する方法
【オブジェクト名】というドットネット型(【型名】)を作る
【型名】には、名前空間を含めた完全な名前で指定します。
なお、次のように直接インスタンスを作ることもできます。
【オブジェクト名】という"【型名】"のネット型(〈【引数一覧】〉)を作る
特定のアセンブリを参照する場合には「ネット型として利用する」文で事前にアセンブリを参照しておきます。
手順
次の手順が使用できます。
自分から〈【引数一覧】で〉インスタンスを作る:ネット物
ドットネット型が持つ型情報からインスタンスを生成します。
自分から〈【引数一覧】で〉配列を作る:ネット物
ドットネット型が持つ型情報から、配列型のインスタンスを生成します。
自分から【プロパティ名】を取得する:基本物
この型の静的プロパティから値を取得します。
DateTime型というドットネット型(「System.DateTime」)を作る DateTime型から「Now」を取得して表示する
自分で【プロパティ名】へ【値】を設定する
この型の静的プロパティに対して値を設定します。
自分から【メソッド名】を〈【引数一覧】で〉呼び出す:基本物
この型の静的メソッドを指定した引数一覧で渡して呼び出します。
String型というドットネット型(「System.String」)を作る String型から「Concat」を{「A」,「B」}で呼び出す それを表示する
設定項目
次の設定項目が使用できます。
設定項目 | 説明 | |
---|---|---|
管理型 | □ | System.Type型のオブジェクトを表します |
完全名 | □ | 完全名を表します |
名前 | □ | クラス名を表します |
サンプルコード
StringBuilderクラスのインスタンスを生成する
StringBuilderクラスのインスタンスを生成します。
StringBuilder型というドットネット型(「System.Text.StringBuilder」)を作る StringBuilder型からインスタンスを作ってbuilderとする builder:Append(「こんにちは」) builder:Append(「さようなら」) 「[builderのLength]:[builder:ToString()]」を表示する
なお「ドットネット型」を作らずに「~のネット型」式を使うことで直接StringBuilderクラスのインスタンスを生成できます。
builderという"System.Text.StringBuilder"のネット型(「あいさつ:」)を作る builder:Append(「こんにちは」) builder:Append(「さようなら」) 「[builderのLength]:[builder:ToString()]」を表示する
Stopwatchクラスのインスタンスを生成する
Stopwatchクラスのインスタンスを生成します。
/* ストップウォッチ */ 時計というストップウォッチを作る。 時計を開始する。 s = 0 10000回、繰り返す s = s + 1 そして 時計を停止する。 (時計の時間取得する)を表示する。 ストップウォッチとは -sw はじめの手順 Stopwatchというドットネット型(「System.Diagnostics.Stopwatch」)を作る。 Stopwatchからインスタンスを作って、swとする 終わり 自分を開始する手順 sw:Start() 終わり 自分を停止する手順 sw:Stop() 終わり [自分]の、時間取得する手順 swのElapsedMillisecondsを返す 終わり 終わり