ODBCデータベース
生成可能
概要
「ODBCデータベース」は、ODBCを利用してデータベースへ接続する種類です。
作成する方法
この種類は、作成する必要はありません。
手順
継承される手順のほか、次の手順が使用できます。
設定項目
継承された設定項目の他に次の設定項目があります。
設定項目 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
データソース | 文字列 | ◎ | データソース名(Data Source) |
データソースファイル | 文字列 | ◎ | 接続文字列が含まれるDSNファイルの位置 |
接続文字列 | 文字列 | ◎ | データソース名(DSN)やサーバなどを設定する接続文字列 この設定項目を設定した場合「サーバ」・「ポート」などの各設定項目の設定は、無効になります。 |
サーバ | 文字列 | ◎ | データソースがあるサーバ |
ポート | 整数 | ◎ | データソースがあるサーバのポート |
ドライバ | 文字列 | ◎ | ODBCコネクタのドライバ名 スペースが含まれる場合は{ }で囲む必要があります。 |
ユーザ名 | 文字列 | ◎ | データソースへ接続するためのユーザ名 |
パスワード | 文字列 | ◎ | データソースへ接続するためのパスワード |
データベース | 文字列 | ◎ | 操作する既定のデータベース |
サンプルコード
ODBCデータソースへ接続する
ODBCを用いて、設定済みのDSNやODBCのデータソースにアクセスします。このサンプルでは、MySQL ODBC Connectionを使ってMySQLデータベースへ接続します。
データソースというODBCデータベースを作る //データソースのデータソースファイルは「[プログラムの位置]データソース.dsn」 データソースのドライバは「{データソース ODBC 5.1 Driver}」 データソースのユーザ名は「root」 データソースのパスワードは「」 データソースのデータベースは「test」 データソースへ接続する データソースから切断する
テーブルを作成する
ODBCデータソースへテーブルを作成します。
データソースで「CREATE TABLE 楽曲 (曲名 VARCHAR(30),アーティスト VARCHAR(30), アルバムID INTEGER);」を実行する
レコードを取得する
ODBCデータソースのテーブルからレコードを取得します。
データソースから「SELECT 曲名 FROM 楽曲」を取得して、結果とする 結果の内容を情報アイコンで表示する
レコードを挿入する
ODBCデータソースのテーブルへレコードを挿入します。
「INSERT INTO 楽曲 (曲名,アーティスト) VALUES ('I AM YOUR SINGER','サザンオールスターズ')」をデータソースで実行して、結果とする 「[結果]件、処理しました」を情報アイコンで表示する //レコードが挿入されたことを確認します データソースから「SELECT 曲名 FROM 楽曲 WHERE 曲名='I AM YOUR SINGER'」を取得して、結果とする 「追加後」として結果の内容を情報アイコンで表示する
レコードを更新する
ODBCデータソースのテーブルのレコードを更新します。
「UPDATE 楽曲 SET 曲名='I am your singer' WHERE 曲名='I AM YOUR SINGER'」データソースで実行して、結果とする 「[結果]件、処理しました」を情報アイコンで表示する //レコードが更新されたことを確認します データソースから「SELECT 曲名 FROM 楽曲」を取得して、結果とする 「更新後」として結果の内容を情報アイコンで表示する
レコードを削除する
ODBCデータソースのテーブルのレコードを削除します。
「DELETE FROM 楽曲 WHERE 曲名='I AM YOUR SINGER'」データソースで実行して、結果とする 「[結果]件、処理しました」を情報アイコンで表示する //レコードが削除されたことを確認します データソースから「SELECT 曲名 FROM 楽曲」を取得して、結果とする 「削除後」として結果の内容を情報アイコンで表示する
テーブルを削除する
ODBCデータソースからテーブルを削除します。
データソースで「DROP TABLE 楽曲」を実行する