動詞
プロデルの「動詞」は、プログラム文を構成する要素のひとつです。
多くの場合、手順名は動詞となるか、形式補語と組み合わせて手順名となります。プロデルで定義された動詞を含む手順名の一覧は、手順一覧をご参照ください。
また、動詞と助詞は深い関係があります。すべての助詞は、同じ文の動詞に係り、対応付けられて解釈されます。
予約動詞
予約動詞とは、予約語として意味のある動詞です。「繰り返す」文や「継承する」文のような動詞は予約された動詞です。これらの動詞は構文としての意味が優先されます。そのため同じ予約動詞、助詞を持つ手順は、定義できない場合があります。
繰り返す | それぞれ繰り返す | 作る | 貼る |
利用 | 参照 | 持つ | 追加 |
継承 | 発生 | 実装 | 返す |
抜ける | 抜け出す | 続ける | 宣言する |
分岐 | 変える | 代入する | 入れる |
対応する | 終わり | 繰り返し終わり | もし終わり |
監視終わり | 分岐終わり |
比較動詞
比較動詞とは、数値などの比較をする役割を持つ動詞です。
小さい | 大きい | 等しい | 満たす |
超える |
動詞の活用
手順が持つ動詞は、次の表のように活用して表記できます。表記する活用によって文法的な役割があるものがあります。
活用形 | 意味 | 例 |
---|---|---|
終止形 | 手順呼出し文で使う標準的な表記です。 | 起動する 開く 変える |
省略 | 送り仮名を完全に省略した語尾です。プログラムとして一番短い表記です。 | 起動 開 変 |
名詞形 | 式として手順を呼び出す時に適した活用表現です。 | 起動したもの 開いたもの |
否定形 | 戻り値が真偽値の場合、結果が逆転します。(真が偽となり、偽が真となります) | 起動しない 開けない |
仮定形 | 条件判断文の「なら」の役割を兼ねる活用表現です。
|
起動したら 起動したならば |
否定と仮定形 | 条件判断文で、否定と「なら」の役割を兼ねる活用表現です。 | 起動しなければ 開けなければ |
連用形 | 複文を表す表現になります。別のプログラム文を書き連ねられます。 | 起動して 開いて |
命令形 | 命令口調の語尾です。文法上の意味はありません。 | 起動しろ 開け 変えろ 起動せよ |
使役 | 指示するような口語の語尾です。文法上の意味はありません。 | 起動させる 変えさせる |