固定長配列

1番から順番に内容を持っている配列を表す種類です。固定長配列では、要素数があらかじめ定められており、生成した後で要素数を増減させることはできません。

生成する方法

次のように種類名を指定して生成できます。種類名には、配列の要素数を指定します。

配列(《要素数》)を作る
固定長配列(《要素数》)を作る //従来の表記(上記と同じ意味)

要素のデータ型(要素型)を指定する場合には次のように種類名を指定します。

《要素型》の配列(《要素数》)を作る
《要素型》の固定長配列(《要素数》)を作る//従来の表記(上記と同じ意味)

要素型を指定しない場合、基本物とみなされます。

固定長配列を作り要素に値を代入するプログラム例

一覧として配列(10)を作る
数を1から10まで増やしながら繰り返す	//11以上はエラーとなる
    一覧(数)は、数*数
そして
一覧(5)を表示する

手順

継承される手順と、次の手順が使用できます。

【自分】から【番号A】番目と【番号B】番目を交換する:配列

指定した番号の要素の値を交換します。

  • 番号Aと番号Bは、入れ替える対象の要素番号。要素番号は、先頭を1番目として数えた整数
一覧は{「東京」,「名古屋」,「大阪」}
一覧を表示する
一覧から1番目と3番目を交換して、結果とする
結果を表示する

【自分】から【キーワード:文字列】を探す:整数の配列

配列からキーワードが含まれる要素を探して、見つかった要素番号を配列で返します。

  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数
一覧は{「トカゲ」,「エリマキトカゲ」,「エリ」}
結果は、一覧から「カゲ」を探す
結果を表示する

【自分】から【キーワード:文字列】を大小区別しないで探す:整数の配列

配列からキーワードが含まれる要素を探して、見つかった要素番号を配列で返します。

  • キーワードは、探す対象の文字列。要素から探す時に、大文字と小文字は区別されません。
  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数
一覧は{「Hello」,「Open」,「Load」}
結果は、一覧から「O」を大小区別しないで探す
結果を表示する

【自分】から【キーワード:文字列】を完全一致で探す:整数の配列

配列からキーワードと完全に一致する要素を探して、見つかった要素番号を配列で返します

  • 戻り値の要素番号は、先頭の要素を1として数えた整数
一覧は{「トカゲ」,「エリマキトカゲ」,「エリ」}
結果は、一覧から「トカゲ」を完全一致で探す
結果を表示する

【自分】から【キーワード:文字列】を取り出す:文字列の配列

配列からキーワードが含まれる要素を探して、見つかった要素を配列で返します

一覧は{「トカゲ」,「エリマキトカゲ」,「エリ」}
結果は、一覧から「カゲ」を取り出す
結果を表示する

【自分】から【キーワード:文字列】を大小区別しないで取り出す:数値

配列からキーワードが含まれる要素を探して、見つかった要素を配列で返します。

  • キーワードは、探す対象の文字列。要素から探す時に、大文字と小文字は区別されません。
一覧は{「Hello」,「Open」,「Load」}
結果は、一覧から「O」を大小区別しないで取り出す
結果を表示する

【自分】から【キーワード】を完全一致で取り出す:数値

配列からキーワードと完全に一致する要素を探して、見つかった要素を配列で返します。

一覧は{「トカゲ」,「エリマキトカゲ」,「エリ」}
結果は、一覧から「トカゲ」を完全一致で取り出す
結果を表示する

【自分】を〈【文字】で〉繋げる:文字列

配列の要素を文字列化して、順番に一つの文字列として繋げます。
〈文字〉を指定すると、要素の間に区切り文字を入られます

一覧は{「アイス」,「スイカ」,「かき氷」}
一覧を「&」で繋げて、結果とする
結果を表示する

【自分】の最大値:数値

配列の要素から最も大きい値を返します

一覧は{132,473,735,532}
一覧の最大値を表示する

【自分】の最小値:数値

配列の要素から最も小さい値を返します

一覧は{132,473,735,532}
一覧の最小値を表示する

【自分】の合計:数値

配列の要素を数値として足して合計を求めます

一覧は{132,473,735,532}
一覧の合計を表示する

【自分】の平均:数値

配列の要素から平均値を求めます

一覧は{132,473,735,532}
一覧の平均を表示する

【自分】の偏差値:配列

配列の要素の偏差値をそれぞれ求めます

成績は{52, 14, 95, 64, 58}
成績の偏差値を表示する

【自分】を【方法】に並べ替える

配列を指定された方法で、並べ替えます。

【方法】には、次の方法が指定できます。

名前順
昇順
名前順に並べ替えます。この場合、配列の要素が文字列へ変換されます。
降順 名前順を逆した順に並べ替えます。この場合、配列の要素が文字列へ変換されます。
配列の要素を逆順に並べ替えます。
大きい順 数値の大きい順に並べ替えます。この場合、配列の要素が数値へ変換されます。
小さい順 数値の小さい順に並べ替えます。この場合、配列の要素が数値へ変換されます。
不規則
ランダム
適当
要素の内容に関係なく、不規則に並べ替えます。
一覧は{「ABC」,「EEE」,「DDD」,「CCC」}
一覧を表示する

一覧を名前順に並べ替る
一覧を表示する

一覧は{30,40,10,20}
一覧を表示する

一覧を大きい順に並べ替える
一覧を表示する

一覧を小さい順に並べ替える
一覧を表示する

一覧を不規則に並べ替える
一覧を表示する

【自分】を【方法:匿名手順】で並べ替える

配列を指定した手順を使って、並べ替えます(カスタムソート)。
配列内の要素を比較するときに、2つの要素について大小比較を行いますが、そのときの判断式を匿名手順を使って行えます。

【方法】には、並べ替えを判断するための手順を指定します。

一覧は{5,12,3,6}
一覧を『
	それを{左,右}とみなす
	左>右なら
		-1を返す
	他で左<右なら
		1を返す
	そうでなければ
		0を返す
	そして
』で並べ替える
一覧を表示する

【自分】を【値】で埋める

配列の要素にすべて同じ値を代入します。

一覧として整数の配列(10)を作る
一覧を1で埋める
一覧を表示する ※結果 {0,0,0,0}

 

マニュアル中の表現や記号の意味はこちらをご覧ください

設定項目

次の設定項目が使用できます。

設定項目   説明
内容 文字列 内容を文字
個数 整数 配列の要素数
クローン 配列 要素の内容を複製した同じ内容の別の配列
番目 (要素型) 序数詞先頭から数えて指定した位置にある要素を表します。
  • 要素位置は、先頭を1要素目として数えた整数
一覧は{123,456,789}
一覧の2番目は987
一覧の2番目を表示する ※結果 987

マニュアル中の表現や記号の意味はこちらをご覧ください

型変換

この種類は、次の別のデータ型へ自動的に変換できます。

方向 説明
文字列 ←→ 「内容」設定項目と同じ

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