ファイルを扱う

プロデルでは、ファイルのコピーや移動、削除できます。

ファイルのコピー

指定したファイルを別のフォルダへコピーするには「コピー」手順を使います。

書式

【ファイル名】【コピー先のフォルダ名/ファイル名】へコピーする

【ファイル名】
コピー元のファイル名があるところを書きます。

【コピー先のフォルダ名/ファイル名】
コピーしたファイルを置くフォルダを書きます。または、コピーしたファイルのファイル名を書きます。

補足

すでにコピー先に同じ名前のファイルが存在する場合は、上書きされます。

例文 「レポート.doc」ファイルを「報告書」フォルダへコピーします

「レポート.doc」を「報告書」へコピーする

「レポート.doc」ファイルを「報告書」フォルダへ「レポート090405.doc」いう名前でコピーします。

「レポート.doc」を「報告書\レポート090405.doc」へコピーする

ファイルの移動

指定したファイルを別のフォルダへ移動するには「移動」手順を使います。

書式

【ファイル名】【移動先のフォルダ/ファイル名】へ移動する

【ファイル名】
コピー元のファイル名があるところを書きます。

【コピー先のフォルダ/ファイル名】
ファイルのコピーを置くフォルダを書きます。または、コピーしたファイルのファイル名を書きます。

例文 「レポート.doc」ファイルを「報告書」フォルダへコピーします

「レポート.doc」を「報告書」へコピーする

ファイル名の変更

ファイルの名前を変更するには「変更する」手順を使います。

「文章.doc」を「文章バックアップ.doc」に変更する

ファイルの削除

指定したファイルを削除するには「削除する」手順を使います。

例文 「テスト.txt」を削除します

「テスト.txt」を削除する

ワイルドカードを使う

ファイルのコピー、削除、移動では、ワイルドカード(*や?)を使えます。

例文 拡張子がdocのファイルをデスクトップへコピーします

「*.doc」をデスクトップへコピーする

ファイルが存在するかどうかを判定する

「存在する」手順で、指定したパスのファイルが存在するかどうかを判定できます。

「[デスクトップ]文章.txt」というファイルが存在すれば
	「存在します」を情報アイコンで表示する
そうでなければ
	「存在しません」を警告アイコンで表示する
そして

フォルダ

プロデルでは、フォルダの作成や移動、削除ができます。

フォルダの作成

フォルダを作成するには「フォルダ」種類「作成する」手順を使います。

書式

【フォルダ名】というフォルダを【作成先のフォルダ名】へ作成する

【フォルダ名】
作成するフォルダの名前を書きます。

【作成先のフォルダ名】
作成するフォルダの位置を書きます。

例文 「データ」という名前のフォルダをデスクトップに作成します

「データ」というフォルダをデスクトップに作成する

フォルダの削除

フォルダを削除するには「フォルダ」種類「削除する」手順を使います。

書式

【フォルダ名】というフォルダを削除する

【フォルダ名】
削除するフォルダがある場所を書きます。

例文 「データ」という名前のフォルダを削除します

「データ」というフォルダを削除する

決められた場所のフォルダを指定する

デスクトップやマイドキュメントなど、Windowsであらかじめ決められたフォルダの場所は「基本フォルダ」で取得できます。これらのフォルダでファイル操作する場合には、次のような設定項目でフォルダを取得できます。

決められたフォルダ 意味
ウィンドウズフォルダ ウィンドウズのフォルダを表します
お気に入り お気に入りフォルダがあるフォルダを表します
システムフォルダ システムフォルダを表します
スタートアップ スタートアップフォルダを表します
スタートメニュー スタートメニューフォルダを表します
デスクトップ デスクトップの内容が含まれるフォルダを表します
テンポラリフォルダ 一時保存用フォルダを表します
プログラムファイル プログラムファイルがあるフォルダを表します
プログラムフォルダ プログラムのショートカットが含まれるフォルダを表します
プロファイルフォルダ ログインしているユーザの情報が保存されているフォルダを表します
マイドキュメント マイドキュメントの内容が含まれるフォルダを表します
マイピクチャー マイピクチャーの内容が含まれるフォルダを表します
マイミュージック マイミュージックの内容が含まれるフォルダを表します
今の位置 プログラムがあるフォルダを表します
送るフォルダ 送るフォルダがあるフォルダを表します

 

フォルダ一覧の列挙

指定したパスにあるフォルダの一覧を列挙するには「一覧」手順または「全一覧」手順を使います。

「一覧」手順では、指定したパスの直下にあるフォルダ名を列挙します。「全一覧」手順では、指定したパスにある子階層まで含めたすべてのフォルダ名を列挙します。「フルパスで」形式補語を指定することで、フォルダの絶対パスで列挙します。

フォルダ一覧は、マイドキュメントのフォルダの一覧
フォルダ一覧のすべての要素についてそれぞれ繰り返す
	要素を報告する
そして
フォルダ一覧は、フルパスでマイピクチャーのフォルダの全一覧
フォルダ一覧のすべての要素についてそれぞれ繰り返す
	要素を報告する
そして

フォルダが存在するかどうかを判定する

「存在する」手順で、指定したパスのフォルダが存在するかどうかを判定できます。

パスというフォルダが存在すれば
	子一覧は、パスのファイルの全一覧
 	子一覧を追加する
でなければ
	項目は{パスのファイル名だけ,ファイル名,(パス)のファイルのサイズ}
	ファイルリストに、項目を追加する
そして

フォルダを選択する

「フォルダ選択画面」でユーザにフォルダを選択するための画面を表示できます。

フォルダ選択画面を表示する
フォルダ名は、フォルダ選択画面のフォルダ名
フォルダ名を表示する

統合アーカイバDLLについて

プロデルでは、統合アーカイバプロジェクトに準拠したライブラリ(DLL)を使ったファイルの圧縮と解凍に対応しています。

プロデルでは、次の拡張子の圧縮と解凍に対応しています。各拡張子のファイルの圧縮・解凍には、統合アーカイバライブラリに対応したDLLファイルが必要です。

なお、zip形式のみ複数のDLLに対応しています。DLLが存在しない場合は.NET標準機能で解凍・圧縮します。

拡張子 名称 圧縮 解凍 64bit 必要なアーカイバDLLファイル
zip ZIP形式 DLL不要(.NET標準機能)
ZIP形式 7-zip32.dll (7-zip64.dll)
ZIP形式(圧縮のみ) × × zip32j.dll
ZIP形式(解凍のみ) × × UnZip32.dll
lzh LHA形式 × Unlha32.dll
cab キャビネット形式 × cab32.dll
rar RAR形式 × unrar32.dll (unrar64.dll)
tar TAR形式 tar32.dll (tar64.dll)
gz GZ形式 × tar32.dll (tar64.dll)
z Z形式 × tar32.dll (tar64.dll)
bz2 BZ2形式 × tar32.dll (tar64.dll)
lzma LZMA形式 tar32.dll (tar64.dll)
gca GCA形式 × × UnGCA32.dll
arj ARJ形式 × × UNARJ32J.dll
7z 7-zip形式 7-zip32.dll (7-zip64.dll)
yz1 YZ1形式 × YZ1.dll
iso ISO形式 × 7-zip32.dll (7-zip64.dll)
× × UnIso32.dll
ish ISH形式 × AISH32.dll
gza GZA形式 × Bga32.dll
bza BZA形式 × Bga32.dll

※( )に記載したDLLファイルは64ビットWindows上で必要です。

統合アーカイバ各DLLファイルは、プロデルには含まれていません。次のサイトなどから必要なファイルをダウンロードしてください。

統合アーカイバプロジェクト
http://www.csdinc.co.jp/archiver/

64bitが×となっている形式は64ビットWindowsでは利用できません。プロデルデザイナ(32ビット環境)で実行するか、実行可能ファイルを「32ビット起動に固定」して32ビットで動作させることで利用できます。

詳しくは、公式ブログの記事をご覧ください。

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